二者択一 either-or situation 2005 4 19

 年金をめぐる議論や不安が多いですが、
そもそも、日本の年金制度が、
現役世代(20〜60歳未満)から高齢者世代への「仕送り」となっていることを、
知らない人たちが、多いのではないでしょうか。
 この仕組みは、ひたすら子供を増やすか、
少なくとも子供の数を維持しないと成り立たない制度です。
 こうした年金制度などの高齢者福祉が必要となったのは、
日本において、核家族化が進んだからです。
 昔の日本には、高齢者福祉など、なかったのです。
「大家族主義」が、日本の家族の基本でしたから、
高齢者福祉が必要なかったのです。
(大家族が、福祉の機能を持っていたのです)。
 今の日本社会は、岐路に立っていると思います。
あるいは、二者択一の状態かもしれません。
 今までのように、「核家族主義」を続けたいならば、
ひたすら子供を増やしていくしかないのです。
少なくとも、子供の数を維持するしかないのです。
 それが嫌ならば、昔の日本のように、
「大家族主義」に戻るしかありません。
 しかし、今の世の中を見てみると、
「あれも嫌なら、これも嫌だ」という声が多い感じがします。
高齢者の方は、「まるで子育て時代を思い出すようだ」と言うかもしれません。

大家族 extended family 2004 9 12
 将来、日本の家族制度は、大家族に戻るでしょう。
現代の日本は、核家族化が進行したため、高齢者福祉が必要になってきたのです。
核家族化と高齢者福祉は、コインの表と裏の関係にあり、不可分のものです。
 しかし、世界最速といわれる日本の少子高齢化によって、
やがて、高齢者福祉が維持できなくなるでしょう。
(少子高齢化とは、税収の減少と社会保障費の増加を意味するからです)。
 その時、どうするのか。
それでも、核家族化を選び、増税で高齢者福祉を維持するのか。
(この場合は、外国の例を見ればわかるように、かなり高額の税金となる)。
それとも、大家族に戻り、家族で、互いに助け合って生きていくのか。
 いつか選択の時が来ると思います。
おそらく、核家族化は終わり、大家族へ戻るでしょう。
 後の祭りですが、少子化がなければ、今のままの生活を続けられたのです。
核家族化を続けたいならば、子供(将来の納税者)を増やすしかないのです。

大家族主義 extended family 2004 5 5

少子高齢化社会を乗り切るには、「大家族主義」です。

200年前は、福祉というものはなかったのです。
しかし、大家族が、福祉の機能を持っていたのです。

たとえ、年金がなくなっても、
たとえ、医療保険がなくなっても、
たとえ、高齢者福祉がなくなっても、
大家族主義ならば、乗り切れます。





































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